年明けと共に世界中が大変な状況になっていった2020年。未だ不安で厳しい状況が続いていますが、アトリエは春に一つの節目を迎え、これからの歩み方を模索しつつも困難な中を少しずつ進んでいくことができました。いつも温かいお言葉で力強く背中を押してくださる周りの方々そしてお教室の皆様には、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

「コロナのせいで」ではなく「コロナのおかげで」と言えるように今を大切に過ごさなければと、今年は学びの機会を多く持つようにしました。夏には長年の夢であったイタリア古典技法の額縁づくりに着手。石膏や膠・金箔などを使う地道で細かな作業の連続ですが、新しい素材や技法を学べることの喜びが大きく、アトリエ ラピスの石井晴子先生にご教授頂きながら、無心になって手を動かしています。

新しい年も人との出逢いを大切に、ゆっくり歩みを進めていくことができればと願っています。
皆様にとって2021年が希望に満ちた穏やかで平和な年となりますように。